海事代理士試験とは

海事代理士試験は、船舶登記や船員に関する手続き、海運業の許認可申請などを本人に代わって行う国家資格「海事代理士」になるための試験です。国土交通大臣が実施し、筆記試験と口述試験の2段階で構成されます。

海事代理士とは

海事代理士は、船舶安全法、船員法、船舶職員及び小型船舶操縦者法などの海事関係法令に基づく申請・届出・登記その他の手続きや、これらの手続きに関する書類作成を扱う専門職です。海事代理士として登録するには、海事代理士試験に合格する必要があります。

試験日はいつ?

海事代理士試験は例年、筆記試験が9月下旬、口述試験が11月下旬ごろに実施されます。令和8年試験では、筆記試験は2026年9月25日(金)、口述試験は2026年11月24日(火)に予定されています。出願期間は2026年8月1日(土)から8月31日(月)までです。

筆記試験2026年9月25日(金)10:15〜17:00
口述試験2026年11月24日(火)10:30〜17:30。受験者多数の場合は一部受験者が11月25日(水)実施となる場合があります。
出願期間2026年8月1日(土)〜8月31日(月)
筆記合格発表2026年10月30日(金)

最新年度の日程・出願書類・試験地は、必ず国土交通省の「海事代理士になるには」で確認してください。

受験の申し込み方法(出願)

海事代理士試験の受験申し込みは、国土交通省が公表する受験願書を提出して行います。出願期間は例年8月で、令和8年試験では2026年8月1日(土)から8月31日(月)までです。必要書類・提出先・受験手数料などの詳細は年度によって案内が更新されるため、申し込み前に必ず国土交通省「海事代理士になるには」で最新の受験案内を確認してください。本サイトから直接申し込むことはできません。

試験の構成:筆記試験と口述試験

筆記試験は、憲法・民法・商法(海商)といった一般法から、国土交通省設置法・船員法・船舶法・海上運送法などの海事関連の特別法まで、幅広い法律科目から出題されます。筆記試験を突破すると口述試験に進みます。それぞれの対策方法は筆記試験対策・口述試験対策のページで詳しく解説しています。

出題科目

出題科目は憲法・民法・商法から船舶のトン数測度に関する法律、造船法まで全20科目にわたります。科目ごとの一覧は科目一覧で確認できます。

何点取れば合格?

筆記試験の合格基準は、対象となる全20科目を受験したうえで、総得点240点の60%以上を得点することです。ただし、全科目受験者の平均正答率が60%を上回る場合は、平均正答率以上の得点が基準になります。口述試験は4科目・総得点40点の60%以上が基準です。

筆記試験20科目・240点満点。原則として60%以上、つまり144点以上が目安です。ただし平均正答率が60%を超える年度は、平均正答率以上が基準になります。
口述試験4科目・40点満点。60%以上、つまり24点以上が目安です。

合格率・受験者数はどれくらい?

令和7年海事代理士試験の実施状況では、筆記試験は出願者565名、受験者435名、合格者230名で、受験者に対する合格率は52.9%でした。口述試験は受験資格者239名、受験者233名、合格者219名で、受験者に対する合格率は94.0%でした。

区分出願・資格者受験者合格者合格率
筆記試験565名435名230名52.9%
口述試験239名233名219名94.0%

上記は令和7年試験の公表値です。年度によって受験者数・合格率・平均正答率は変わります。

難易度はどのくらい?

筆記試験の合格率だけを見ると極端に低い試験ではありませんが、20科目を1日で解く必要があり、出題範囲はかなり広いです。特に海事法令は一般的な法律資格では触れにくい専門用語が多いため、条文のどこが問われるのかを過去問で確認しながら覚える必要があります。一方で、出題形式は過去問と近いものも多く、年度別過去問を繰り返す価値が高い試験です。

「海事代理士試験は難しい?」という疑問を持つ人は多いです。難しいと感じやすいポイントは、(1) 20科目という科目数の多さ、(2) 船舶法・船員法など日常生活で触れる機会がほとんどない専門分野が多いこと、(3) 1日で全科目を解く体力・集中力が必要なこと、の3点です。一方で、出題は条文の空欄補充や正誤判定が中心で、奇をてらった応用問題は多くありません。過去問で出題パターンに慣れれば、得点を積み上げやすい試験でもあります。

学習の進め方

本サイトでは「学習テキストを読む」「年度別・ランダムで演習する」「間違えた問題だけ復習する」というサイクルで学習を進められます。専門用語が多い試験のため、学習モードには全20科目・884語の用語集も用意しています。具体的な使い方は勉強法・使い方ガイドにまとめています。

過去問について

令和元年から令和7年までの7年度分、20科目・292問の過去問を年度別に演習できます。過去問の使い方は過去問の使い方で解説しています。

年度ごとの問題を紙の問題集のように通しで解くほか、科目・年度をまたいだランダム演習や、間違えた問題だけの復習もできます。市販の過去問題集を別に買わなくても、このサイト1つで7年度分の問題集として使えます。

公式情報の確認先

試験日程、受験願書、試験地、合格発表、過去問PDF、合格基準は国土交通省が公表しています。本サイトの解説・分類・補足情報は学習用に独自編集したものであり、国土交通省による公式解説ではありません。出願前や法令改正が関係する論点は、必ず国土交通省「海事代理士になるには」と海事代理士試験の合格基準を確認してください。

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